復興支援 野田村だらすこ太陽光市民ファンド

被災した岩手県野田村で、市民共同発電所事業を通じて自立と復興を目指す人々を応援する市民ファンドができました

完売につき受付終了しました

岩手県九戸郡野田村。岩手県の北東部に位置し、太平洋に面した自然豊かな小さな村は、2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、大きな被害に見舞われました。

 

あの日から2年。少しずつ復興の歩みが進む一方で、世間の被災地に対する関心は薄れつつあります。こうした状況に、地元の人たち自らが故郷再生のために立ち上がりました。中心となったのが、野田村に生まれ、暮らし、野田村を愛する地元のお父さんたち。 被災した防潮林の黒松を材料に、自らの自立をめざして木工品づくりを行なう「だらすこ工房」のメンバーです。

被災地再生の足がかりとして、まず目指したのがエネルギーの自立。地域自らがエネルギーの供給者となることで、売電収益を地域にもたらしつつ、太陽光発電に関する技能と知識を兼ね備えた技術者を育てることにもつながります。地域主導による自然エネルギー導入の取り組みが始まりました。

発電所建設に市民ファンドを活用することで、 被災地を元気にしていきます

その最初のチャレンジとなるのが、48kWの市民共同発電所の建設。 1口10万円の市民ファンドで建設資金を募り、その後14年間にわたって出資者に対し、元本償還と配当を行っていく取り組みです。ファンドの配当目標は1%。現金または、野田村の特産品で支払われます。仮に特産品配当を選べば、より一層の被災地支援につながることでしょう。なお、15年間の契約終了後には、太陽光発電設備は野田村へと寄贈されます。

市民ファンドを通じて 野田村の応援団になってください!

手づくりの木工製品
手づくりの木工製品

市民ファンド参加の際にお支払いいただく応援金2,500円は、だらすこ工房の職人さん手づくりの木工製品へと変わり、みなさまのもとに届けられます。本ファンドには、被災地の仕事づくりに寄与するという目的と、出資者と被災者の架け橋となることで野田村ファンを増やしていきたいという願いが込められています。

 

野田村には、豊かな自然とともに歩んできた伝統と文化など、多くの魅力が育まれています。ぜひとも、市民ファンドを入り口に地元で奮闘するお父さんたちが大事にしてきた村の歴史と文化の応援団になってください。みなさまとの交流が被災地の復興の力となることでしょう。

だらすこ工房とは

だらすこ工房のメンバーたち
だらすこ工房のメンバーたち

岩手県野田村の山中にある小さな木工工房。震災による悲しみのなか、未来に希望をつないでいくことを目指し、現在も仮設住宅で暮らす5人のメンバーが始めました。村を守るために倒れた防潮林の黒松を用いて作る木工品は、震災の記憶と復興してゆく被災地の姿を伝えるための商品です。ちなみに「だらすこ」とは、野田村の方言でふくろうのこと。

http://www.darasuko.com

野田村ってこんなところ

海がくれるおいしいごちそう、自然と歴史が育んだ塩の文化、初めてなのに懐かしい風景。野田村にはたくさんの宝物があります。ぜひとも遊びに来てください!

野田村の沖合いは、冷たい親潮と暖かい黒潮がぶつかり合っているため、ホタテのエサとなるプランクトンが豊富です。こうした環境で育った野田のホタテは大きく肉厚で、ほかのホタテとはひと味もふた味も違います。
野田村の沖合いは、冷たい親潮と暖かい黒潮がぶつかり合っているため、ホタテのエサとなるプランクトンが豊富です。こうした環境で育った野田のホタテは大きく肉厚で、ほかのホタテとはひと味もふた味も違います。
築160年の南部曲り家民宿&カフェ 「苫屋」。宿にはテレビも電話もなく、予約はなんとハガキか手紙のみ。野田村にはこうした歴史・文化に触れられる施設が数多く残ります。
築160年の南部曲り家民宿&カフェ 「苫屋」。宿にはテレビも電話もなく、予約はなんとハガキか手紙のみ。野田村にはこうした歴史・文化に触れられる施設が数多く残ります。

窯に薪をくべて、海水を数日間煮詰めて作る「のだ塩」は、江戸時代、盛岡や雫石、鹿角地方まで運ばれ、米やアワなどの穀物と交換されました。牛の背に積んで運んだことから、行商人は「野田ベコ」の名で親しまれました。
窯に薪をくべて、海水を数日間煮詰めて作る「のだ塩」は、江戸時代、盛岡や雫石、鹿角地方まで運ばれ、米やアワなどの穀物と交換されました。牛の背に積んで運んだことから、行商人は「野田ベコ」の名で親しまれました。
約3.5kmのゆるやかな砂浜が続く「十府ケ浦(とふがうら)海岸」。陸中海岸国立公園のなかの一つで、名勝歌枕ゆかりの地です。 
約3.5kmのゆるやかな砂浜が続く「十府ケ浦(とふがうら)海岸」。陸中海岸国立公園のなかの一つで、名勝歌枕ゆかりの地です。 

参加と配当の仕組み

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・参加時に支払う2,500円の応援金で、だらすこ工房から参加記念品が送られます。

・契約で定められた分配方針に従って、出資した元本は契約期間にわたって返還される予定です。

・目標1%の損益分配(配当)に関しては、「現金」または「野田村の物産品」での受け取りを選択できます。

・配当はあくまで目標であり、事業の運営状況や不測の事態によって、企図した配当を受理できないおそれもあります。

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・物産品を希望する場合、毎年コンスタントに配当が行われる「1年に1度」、あるいは商品選択の幅が広がる「2年に1度」の2種類の分配間隔からお選びいただきます。

・複数口での出資を希望される方については、出資額に応じて特産品の内容もアップします。

・商品内容に関しては、Eメールアドレスをお持ちの方については、お選びいただくことが可能です。

・メールアドレスをお持ちでない方、希望商品のご連絡をいただけなかった方につきましては、野田村だらすこ市民共同発電所がセレクトした商品をお送りいたします。

「復興支援 野田村だらすこ太陽光市民ファンド」の概要

合同会社野田村だらすこ市民共同発電所は、出資者の方々と「匿名組合契約」を締結し、集まった資金を取りまとめ、「匿名組合契約書」と「投資方針書」にもとづき、市民共同発電所事業に投資します。固定価格買取制度の20年間の買取保証を担保した太陽光発電事業を投資対象とし、発電した電気を電気事業対象者(東北電力)へ売電し、その売電収入から14年間にわたって出資者の方々への分配を行います。契約終了後、太陽光発電設備は野田村へと寄贈されます。

ファンド名称 復興支援 野田村だらすこ太陽光市民ファンド
営業者 合同会社野田村だらすこ市民共同発電所
募集区分 匿名組合契約
申込単位/募集口数 1口10万円/189口 (先着順)
年出資目標利回り (※1) 1%相当 (現金配当、物産品配当いずれかを選択)
契約期間 14年間
分配金支払日 毎年12月末日 (2014年以降)
応援金 2,500円
申込期間 2013年2月16日~5月15日 (※2)
投資対象事業 発電事業
中途解約 原則、中途解約は認められません

※1 年出資目標利回りは事業計画上の目標値であり、これを保証するものではありません。
※2 募集予定額に達し次第、終了します。ただし、営業者の都合により申込期間が延長される場合があります。
◆本ファンド(商法535条に規定する匿名組合契約)の取り扱いは、株式会社アイエムジェイ【第二種金融商品取引業者関東財務局長(金商)2490号】が行なっています。

紹介動画


復興の灯をともす市民共同発電所の稼働がスタート!

みなさまの出資をもとに建設が進められていた「野田村だらすこ市民共同発電所」が完成し、6月8日、現地で点灯式が行われました。点灯式には関係者や出資者、小田祐士野田村長ら約50名が出席。太陽光発電で電球を灯し、被災地主導となる自然エネルギー拡大の取り組みの本格始動を祝いました。復興支援プロジェクトという性質上、急を要する形で発電所は建設されましたが、現在の出資状況は約7割。市民ファンドは、寄付とは異なり、意志ある市民のお金が目に見える形で運用されることが最大の魅力です。野田村のお父さん方との架け橋となる本ファンドへのご参加をよろしくお願いします!

メディア掲載

2013.10.11 毎日新聞
希望新聞:東日本大震災 岩手・野田村、仮設仲間で太陽光発電所 月平均16万円売電
2013.06.12 河北新報
元気な野田へ点灯 全国出資受け太陽光発電 岩手
2013.06.11 デーリー東北
復興アピール 野田の太陽光発電所が稼働
2013.06.09 岩手日報
野田でソーラー発電稼働 出資型、復興へ意欲
2013.05.25 朝日新聞be
be report 明暗分かれる再生可能エネ
2013.05.24 岩手日報
復興最前線 太陽光発電(下)野田 市民ファンドで事業 エネルギー供給に挑戦
2013.05.02 岩手日報
市民ファンドで太陽光発電 野田、全国から出資募る
2013.04.28 河北新報
太陽光で復興の灯ともす 野田村で発電所建設 来月にも稼働
2013.03.22 スマートジャパン
広がる『市民共同発電所』、岩手県の被災地で48kWの建設計画
2013.03.15 環境ビジネスオンライン
復興を支援、岩手県野田村で太陽光発電の市民ファンド募集